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キッチンの壁リフォームの費用や特徴比較 - 株式会社みると

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キッチンの壁は、調理中の油や水などが、はねやすい場所。毎日使うからこそ、おしゃれなデザインにしたいところですが、掃除を楽にするためには汚れに強い素材を選びたいですよね。キッチンの壁材として主に利用されるのは、タイルやパネルです。また、パネルにはさらにステンレスやホーローなど、いくつかの種類がありますので、それぞれの特徴を比較してみましょう。
 

目次

  1. 「内装制限」に注意
  2. タイルとパネルの特徴
  3. タイルの価格(メリットとデメリット)
  4. パネルの価格(メリットとデメリット)
  5. 使用者目線でプランニングを
 

「内装制限」に注意

キッチン周りのリフォームする際には、素材やデザインを好きなように選びたいですよね。
ただし、理想通りの壁材を選べるとは限らないので、注意が必要です。
理由は、「火気使用室」と定義されるキッチンでは、内装材、特にコンロ周りには「燃えにくい素材を使う」という制限があるためです。
尚、内装制限の適用範囲は、キッチンの設置場所や、建物の構造(集合住宅で耐火建築物かどうか、など)、お住まいの地域、加熱調理器具の種類、といった条件によっても異なります。

例えば「平屋や最上階など上部に部屋がない場所では、制限を受けない」とされていたり、神奈川県では「IHクッキングヒーターのキッチンの場合は、火気使用室と定義しない」など、地域によって独自の条例を掲げていたりする場合もあります。

コンロ周りの壁材はタイルかパネルが主流

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防火クロスで仕上げる場合もありますが、基本的には「タイル」「パネル」が主流です。

 

タイルとパネルの特徴

  タイル パネル
施工価格 15,000~30,000円/㎡ 10,000~18,500円/㎡
長所 ・耐久力がある
・意匠性が高い
・清掃が楽
・値段が安い
・デザインの種類が豊富
短所 ・目地の掃除が大変
・ひび割れしやすい
・タイルに比べると見た目が劣る
・素材によっては傷が付きやすい
清掃性や価格を重視したいか、デザイン性をより大切にしたいかで選ぶと良いでしょう。

 

タイルの価格(メリットとデメリット)

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タイルのリフォーム価格

タイルを使ってリフォームする場合の価格相場は、1㎡あたり15,000~30,000円くらいです。
材料代として、タイルの他、接着剤や目地材(コーキング)の費用もかかります。
また採用するタイルのグレードや大きさによっても変動しますが、一つ一つ丁寧に貼る細かい作業である分、工賃が高くなります。

タイルのメリットとデメリット

タイルは、これまで長くキッチンの壁に使用されてきた素材です。
デザイン性が高く、一色で統一するのはもちろん、複数のタイルを組み合わせるなど、雰囲気を自由に変えられる点が大きな魅力だと言えます。
ただし、タイル自体の耐久性は高いものの、目地材に汚れが染み込みやすいという欠点があります。
油汚れが気になるキッチンでは、かなりこまめに掃除しなければなりません。
また、衝撃には弱く、ひび割れに注意が必要です。
そして上述の通り、タイルの施工はパネルよりも手間がかかるため、費用も高くなります。
特に、既存のタイルを剥がして新たにタイルを貼り付ける場合は、リフォーム費用も高額になると考えておきましょう。

 

パネルの価格(メリットとデメリット)

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キッチンパネルと呼ばれる物には、主に「不燃化粧板(合板)」「ステンレス」や「アルミ」「ホーロー」と4種類の素材があります。

キッチンパネルのリフォーム費用

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キッチンパネルには規格サイズがあるため、幅や高さは、それぞれ約60~245cm程度の製品が多く流通しています。
中でも90cm×120cm、90cm×180cm、90cm×240cmタイプが一般的です。
上記サイズのパネルを、施工する範囲に合わせ、組み合わせてリフォームします。
1㎡あたりの費用は、本体+工事費込みで10,000~18,500円程度です。
特にホーロー素材のパネルを使用する際には、高額になりやすいです。

尚、窓がある壁の場合には、さまざまなサイズのパネルを何枚も使用する可能性があり、この場合は約2倍のコストがかかるため、見積もりの際に総費用を確認しておくと良いでしょう。

不燃化粧板(合板)のメリット・デメリット

不燃化粧板は、不燃材を表面に施した素材で、特にメラミン樹脂を使用した物がキッチンパネルの主流となっています。
その名の通り燃えにくく、汚れにも強いのでお手入れが楽という大きなメリットがあります。
また、比較的安価で施工しやすいことも、多くの家庭で選ばれる理由だと言えるでしょう。
大理石調・ウッド調などのデザインや、カラーバリエーションも豊富で、おしゃれなキッチンに仕上げたい方にぴったりです。
ただし、質感などの意匠性を求める場合は、タイルより劣ります。

ステンレス・アルミのメリットとデメリット

ステンレスやアルミを使った金属系のキッチンパネルは、無機質でクールな雰囲気のキッチンによく合います。
傷が付きやすいというデメリットはあるものの、熱に強く、お手入れも楽です。
ステンレスもアルミも特徴はよく似ていますが、アルミのほうが低価格な分、安っぽい見た目が気になる方もいるかもしれません。

ホーローのメリットとデメリット

ホーローは金属の下地の表面に、ガラス質の素材が施されている物です。
熱・汚れ・傷に非常に強く、ガラス質特有の光沢が美しいのも魅力です。
また、マグネットや磁石を使用できるため、レシピを貼りたい時などに重宝します。
丈夫さや高級感に秀でていますが、他のパネル素材に比べると価格が高い点がデメリットだと言えるでしょう。

 

 

使用者目線でプランニングを

キッチンの壁材は「タイル」「パネル」など様々な種類があり、メリット・デメリットがそれぞれ違います。
特に、キッチンを使用する人が使いやすいようにプランニングすることが大切です。
リフォーム業社の担当者が家事について理解の少ない方だと、掃除の大変さなどを理解していないケースもあるため、相談しづらいということもあります。

キッチン事情に精通したプランナーがいるリフォーム業社であれば、とことん相談に乗ってもらえますので、安心してリフォームができます。

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【この記事のまとめ】

①キッチンの壁に「タイル」「パネル」を施工する場合の費用は?
タイルは15,000~30,000円/㎡、パネルは10,000~18,500円/㎡が目安です。
②タイルのメリット・デメリットは?
メリットは、デザイン性が高い点です。
デメリットは、目地材に汚れが染み込みやすいことや、衝撃に弱いためひび割れに注意が必要なことなどです。
タイルの特徴についてはこちらをチェック!
③パネルのメリット・デメリットは?
メリットは、タイルと比べて清掃が楽なことや、値段が安いことなどです。
デメリットは、タイルに比べると見た目が劣る点でしょう。
尚、キッチンパネルには「不燃化粧板(合板)」「ステンレス」「アルミ」「ホーロー」といった種類があります。
パネルの特徴についてはこちらで詳しく説明しています。

 

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2021年10月20日 21:15

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