浴室・ユニットバスのリフォームの費用 - 株式会社みると
築10年を過ぎると、浴室のリフォームを検討する時期と言われています。浴室リフォームの費用や工事期間など気になることは多いはず。今回は浴室リフォームについて、費用や工事内容などをわかりやすくまとめましたので、参考にしてみてください。
目次
お風呂・浴室リフォームの価格帯・工事期間
浴室リフォームはおおよそ50万円〜200万円程かかります。
ユニットバス交換やタイル貼りなど、工事内容で金額には大きな違いがあります。
費用や工期の目安は下記の通りです。
工事内容 | 費用 | 工期 |
ユニットバス全体交換 | 500,000〜1,500,000円 | 4日前後 |
在来浴室からユニットバスへ | 650,000〜1,500,000円 | 1週間前後 |
在来浴室から在来浴室へ | 500,000〜2,000,000円 | 2週間〜1ヶ月 |
浴室の拡張・移動・増築 | 750,000〜2,500,000円 | 拡張:1週間〜1ヶ月 移動・増築:2週間〜1ヶ月 |
尚、ハイグレードのユニットバスを設置する際や、断熱工事・シロアリ対策も同時に行う場合、浴室の移動・拡張・増設などで給排水・ガスの工事も必要になる時などには、費用が高額になる可能性があります。
浴室の種類
浴室の種類は大きく「在来工法」「ユニットバス」「ハーフユニットバス」の3種類あります。
在来工法
「在来工法」とは、昔ながらの浴室の工法で、一般的な部屋に防水加工を施し、その上にコンクリートやタイルでお風呂場を作っているものです。
防水加工をしている点以外は他の部屋と変わらないため、築20年位を過ぎるとタイルがひび割れし、水漏れやシロアリなどのトラブルが発生しやすいというデメリットがあります。
ユニットバス
「ユニットバス」とは、浴槽や壁・天井・床などのパーツを工場で作り、施工現場で組み立てるバスルームです。
全体が継ぎ目のない構造になっているので水漏れのリスクが少なく、またパーツを組み立てるだけなので工期が短く済むなどのメリットがあり、最近の浴室で主流になっています。
ハーフユニットバス
「ハーフユニットバス」とは、在来工法とユニットバスを組み合わせたものです。
浴室内に屋根の傾斜や出っ張った柱があるなどの理由で、規格サイズのユニットバスが入らない場合に、間取りを変えることなくリフォームできるというメリットがあり、費用も一般的なユニットバスの工事と同等で、50~150万円が相場です。
浴室リフォームの見積書の内訳は?
ユニットバスを交換・設置する際のリフォームでは、具体的には下記のような材料費や作業費がかかります。
項目 | 費用 |
ユニットバス製品 | 250,000〜1,200,000円 ※グレードによって変わります |
既存ユニットバスまたは在来浴室の解体・撤去 | 30,000〜150,000円 |
仮設工事(搬入出・養生) | 10,000〜30,000円 |
基礎工事・土間打設 | 20,000〜70,000円 |
給排水・配管工事 | 30,000〜100,000円 |
電気工事 | 30,000〜60,000円 |
新規ユニットバス組み立て工事 | 80,000〜100,000円 |
入口ドア・袖壁などの修復工事 | 50,000〜100,000円 |
補修費 | 20,000〜150,000円 |
廃材処分費 | 20,000〜30,000円 |
諸経費・管理費 | 50,000〜100,000円 |
浴槽の素材別の価格差やオプション機能の料金は?
お風呂のリフォームでは、採用する素材・グレードや、どの程度オプション機能を追加するかによって、料金が大きく変動します。
浴槽の素材ごとの値段の違い
同じユニットバス製品でも、浴槽素材を「FRP」「人工大理石」などから選べることも多いです。素材 | 価格 |
FRP | 10,000〜350,000円 |
人工大理石 | ポリエステル系:20,000〜400,000円 アクリル系:300,000〜1,200,000円 |
ホーロー | 100,000〜1,400,000円 |
ステンレス | 20,000〜300,000円 |
オプション機能の追加費用の相場は?
新しいユニットバスを採用する際には、以下のようなオプション機能を追加できます。
内容 | 追加料金 |
手すり | 4,000〜30,000円/本 |
テレビ | 30,000〜150,000円 |
浴室暖房乾燥機 | 30,000〜400,000円 |
ジェットバス | 150,000〜300,000円 |
追い焚き機能 | 20,000〜50,000円 ※給湯器交換が必要な場合は、+200,000円 |
上記のうち、ほとんどの設備は後付けしたくなった場合でもあまり価格差が出ませんが、「ジェットバス」については後付けすると大掛かりで高額な工事になってしまうため、ユニットバス全体をリフォームする際にオプションとして付ける方法が一般的です。
また「追い焚き機能」もユニットバスのリフォームの機会にまとめて工事しておくことが望ましいです。
後付けしたい場合「人工(人造)大理石」や「ホーロー」の浴槽では、施工が困難な可能性があり、できたとしても35~85万円と高額になってしまうためです。
なお「追い焚き」や「温水ガス式の浴室暖房乾燥機」を導入する際には、それぞれの機能に対応する熱源機(給湯器)を設置・交換する工事費用が別途20万円前後かかる可能性があります。
給湯器の耐用年数は10年位ですので、築年数によってはお風呂のリフォームと同時に交換しておくと効率的です。
ただし、集合住宅では希望の給湯器に交換できない場合があるので、リフォーム会社に確認してもらいましょう。
ちなみに追い焚きの追加が難しい場合には、保温性が高い「高断熱浴槽」があるユニットバスに交換する方法もおすすめです。
浴室リフォームのポイント・注意点!補助金は使える?
家族構成に合ったユニットバスの選び方
ユニットバスを選ぶ際には、上記のようなオプション機能が追加できるかどうかだけではなく、家族構成も軸に考えましょう。
洗い場はできるだけ広くし、浴槽の高さを40cm位にすると、どの世代の方でもまたぎやすいので、使いやすく安心です。
親子で一緒に入浴したい場合は、可能であれば浴室全体の広さを1.25坪以上、確保できると理想的です。
1坪以下しか確保できない時は、洗い場側にカーブが入った形の浴槽や、メーカー独自の技術で浴室を最大限まで広くする工事プランもあるので、リフォーム会社に聞いてみるとよいですね。また、幼いお子さんがいらっしゃる場合は、誤って水栓に触れてもお湯が出ない「チャイルドロック」を付けておくと、より安心です。
介護・バリアフリーリフォームしたい時の注意点
バリアフリー対応の浴室にしたい場合には、手すりの設置・浴室の出入口の段差解消・すべりにくく冷えない床材の採用・浴槽のヘリの高さを低くする、扉は引き戸にする、などの工夫をしましょう。
できれば、浴室や洗面脱衣所の広さを拡張しておくと、車椅子での移動も楽になりますよ。
さらに、冬場の浴室と他の部屋の温度差によって起こる「ヒートショック」事故を防ぐためには、断熱対策も大切です。
断熱・介護対策なら、補助金を活用しやすい
バリアフリーリフォームを行う場合は「介護保険」の対象になることがあります。
窓などの断熱化工事・高断熱浴槽の導入といった省エネリフォームを実施する際には、国や自治体の補助金対象になる可能性が高いです。
【この記事のまとめ】
①浴室リフォームの費用帯は?おおよそ50万円〜200万円程です。工事内容で金額差があります。浴室リフォームの費用についてはこちらをチェック!
②素材による価格差は?
製品によって金額差は大きくなります。特に希望の製品がなければ安い製品を提案してもらいましょう。浴室リフォームの素材による価格差はこちらをチェック!
③オプション機能による追加料金は?
内容によってまちまちですが、後付けが不可能なケースもありますので、事前につけたいオプションがあれば忘れずにお願いしましょう。浴室リフォームの追加料金についてはこちらをチェック!
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